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新世界11

ある早朝の午後、大きな円盤が収一の下野の頭に現れた。
ドカーンと地響きかして収一の家族と三匹の猫と妻は光の中に飲み込まれていった。
其処は大きな部屋の真ん中だった。
収一の趣味にしてる画材と妻の職業の医学道具、三匹の猫の玩具、餌の類も皆そろっている。
その部屋の主人がやって来た。
部屋の真ん中である。
「いや今まで見たことのない服装衣装を着てる」今まで出会ったことのない男達だ。
それは何かの物語で見たような井手達だ、まるで中世の一角の様な面持ちと井手達だった。
収一と妻の秋実はまるで裁判にかけられる面持ちで椅子に座った。
その部屋の主人は言った。
「余りにも宇宙が汚れている、汝はここで責任を持ちこの世界を綺麗にしろ!」
「我々はおぬしにこの任務を与える事にした。」これからお前の任務を遂行するための人材を揃える」
私は何の細網もない。あるのは絶対に不正を許さぬ正義感だけだ」
男達は黙って私達を見下ろして「その正義感があればいい・・・」後は我々のする事を見習って、この戦艦を動かすシステムを覚えればいい・・・
後は収一の努力と才能に任せればいい・・・
そこで彼は自分の「思いの丈」を彼等に伝えた。
そして長い七試合の末末収一の欲望を伝えた。
収一の妻は不安そうに彼を見つめた。
収一と妻は彼等の手の内にある。
「彼等の望むままに従うより仕方がないか?」
それは収一の望む世界ではないから・・・」
収一にはたとえどう生きても無理はなかった。
これはこの世の中どう生きても捨てる意味はない。
あまりにも世の中の仲が変わりすぎる。
政府もおもい通りにはゆかない。
この世には未練はない。
元々彼の世界にはこの世には未練には無い。
それは激動の世を生きた自信があった。



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新世界11 (06月14日)

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