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未完の交響曲

その頃、地球では天変奇異に寄りいろんな事が起きていた。
焼けただれた街がそこにあった。
そして至る所の放射能、それと相変わらず戦争の明け暮れ・・・私は「この星に未来はない。助けられるだけ助けよう」
相変わらず戦争の好きな人類だな~~この星の人々はどうすればいいのだろう?
暫く考えた後、アースとアマゾネスを斥候として潜り込ませることにした。
その後陸族きの大陸には多くの民族が住むようになった。
自動車工場、薬品工業のメッカが大きなビルを建てて大工場が其処にはあった。

一方新大陸グルッポの王国では幾星霜、冬を過ぎ春が過ぎ大きな転換期を迎えて来た。
春は芽が吹き風がささやき海岸には人魚を思わせる女性たちが竪琴を鳴らしさわやかな風を運ぶ頃・・・
私の広野にもいろんな花が咲くころ 私は先年妻を亡くし寂しい日々を送っていた。
そうした中に(ミウ)が「きてきて」と私のベッドに潜り込んできた。
私は来るものを拒まず・・・だが私には妻の面影が忘れられず・・・
私姦で愛し愛された。そうした女性が何人かいたが私は決して交わる事は無かった。
里には海、山に登り楽しく行動を起こす人々もいたが私は楽器を奏で絵画彫刻を愛し美の象徴を極めんと考えていた。
みるみる私の大陸は美しくなってゆく。
ある日私の身体が重くなって眼が覚めた。
私の上に人魚のルカが乗っていた。
ハスキーな彼女は決して嫌いではない。
だが「ミウ」の可憐さには誰も及ばない。
そして私の妻にはミウが決まった。
それは蛍の舞う季節、私はミウを妻として迎えた。
枯葉の舞う頃ミウの身体に変化が訪れた。
当然男と女の暮らしには当たり前の事ではあるが「ねえ貴方の子供が出来たんだけど」当たり前の事ではあるが私には神に相談する事にした。
神は私に言われた「産めよ肥やせよ、この大陸に大きな大地を作れ」
私はハッと気が付いた。
私は新しいジェホバなんだと。
そして大陸には新しい民族が必要なんだ?と・・・



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