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『梓・安曇・・・そして亮二』

そう・・・亮二はそんな男だ。

過って若い頃フランス外人部隊の頃、塹壕の中で煙草を吸っていた時仲間の一人が狙撃された。
彼は撃った男を許せなかった。
猛然と飛び出し敵の狙撃兵を撃ち殺した。
わずかの時間の出来事だった。
彼は自分の楽しみを邪魔する男に我慢できなかった。
友人の命を守る為ではあるが完全に気がふれた時には雨あられの時でも飛び出してゆく。まさに阿修羅のごとき働きをする。
だが心根は優しい男だ。
だがあずみにはそんな姿を見た事はない。
あずみには優しい父親だった。
亮二には男としての「使命」があった。
仲間の命を守ると云う使命の為に・・・

リックは逐一フェルに報告をした。
フェルは「うんうん・・・」と聞いてリックに言った。
「俺の思った通りだな・リックは全てを納得した。「俺は亮二の繋ぎか・・・」
さて 
亮二は・・・「今の俺にはあずみを守るのが先だ」
それより[あずみにしてやれる事は無いか・・・]と思っていた。
それは「このヒットマンに着いて行くのが早い」
「おい・・・痛いか」「うっ痛いぞ・・・早く弾を抜いてくれ」「慌てるな、この馬鹿が」亮二は楽しみながらゆっくり弾を抜く。
そしていろんな情報を聞き出す。
そのヒットマンの名前は デユーク 膝の痛みに耐えながら彼のバイクに乗った。
彼のボスの「超」の待つ覚悟の帰還である。

さてリックはバイクの跡の血糊を辿って倉庫にたどりついた。
そこで見た。血糊の着いたハンカチを・・・
細かくたたんだ紙片に超の所在が書いてある。
あずみの勘に掛けたのである。



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2016年03月01日

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